連載小説『特異点4』、第8話『金バッジ』を公開しました!
- うだりお

- 2022年5月21日
- 読了時間: 2分
皆さん、こんにちは。
今朝は灰色の曇り空が広がっています。5月もなかばを通り越しましたが、皆さんはいかがお過ごしですか。
今日は音楽の話題を一つ。
先日、ニュースを読んでいたら面白い記事に出会いました。
こちらの記事では、「平均年齢25.8歳の若手アーティスト48名が選ぶ最強平成ソングベスト30曲」のデータ分析を行っています。
分析の結果、見えてきたのは、選ばれた楽曲の9割が、選者(若手アーティスト48名)の思春期以前にリリースされた曲だったということです。不思議なことにランクインした楽曲は、選者が思春期の頃に流行ったものではなく、選者が生まれてから小学校を卒業するまでの間に発表されたものがほとんどだったんですね。3位にランクインしたサザンオールスターズの「真夏の果実」や11位のスピッツ「ロビンソン」は、選者が生まれる前に発表された曲です。
この結果に対して、こちら徒然研究室(仮称)さんは面白い分析をしています。
今回選出された楽曲の多くは、日本の音楽市場が急速に縮小していく時代、そして代わりに着うたやダウンロード形式の音楽が拡大していく中でリリースされている。音楽を聞く環境や音楽を手に入れる方法が変わり、親子関係も封建的な上下関係からよりフランクな横の繋がりへと変わっていった。そんな中で、皆が聞いている良い曲、古い楽曲であっても良い曲など、平成という時代を象徴する曲を一つ挙げろと言われた時に頭にぱっと浮かぶのは、幼少期の体験と深く結びついた楽曲なのではないかと。
こちら徒然研究室(仮称)さんはこう続けます。
「ある楽曲を、深い思い入れを伴って好きになるのに、リアルタイムで体験していることはもう必須ではなくなってきている、ということではないでしょうか(noteより抜粋)」
面白い考察ですね。これからの時代にどういうものが支持されていくのか、そのヒントがぎゅっと詰まっているように思います。
ここでは分析の詳細をはぶきましたが、興味が湧いた方はぜひ元記事を読んでみてくださいね。
さて、連載小説『特異点4(仮)』、第8回『金バッジ』を公開しました。
今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。

Original Photo by carrrot (Edited to add "Gold Badge")



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