しおりを受け取ってくれた皆さまへ

はじめに、しおりを受け取ってくださった皆さま、改めてありがとうございました。
しおりに記載されているQRコードからの試し読みは、2026年12月31日(木)までとなっております。それ以降は試し読みができなくなりますので、ご注意ください。
さて今回、10月の週末を利用して、都内3ヶ所にて私が書いた小説の試し読みができるオリジナルしおりを配布しました。
私が路上でしおりを配っているのを見て、きっとたくさんの方が、「この人、なんでしおりを配ってるんだろう?」と思ったことでしょう。
しおりを配ろうと思ったのは、年始のことです。「うだりおという作家を知ってもらおうプロジェクト」の一環として企画しました。目的はもちろん宣伝です。私がこれまでに書いてきた作品の表紙をしおりにして、そこに試し読みのQRコードを付ければ完璧だろうと考えました。
でも実際に路上でしおりを配っていると、別の考えが頭に浮かんできました。ある時、その日のしおり配りを終えて帰る電車の中でふと思ったのです。これって、本と一緒じゃないかって。
私は、本は出会いだと思っています。その時の状況、その時の気分によって、受ける印象はがらりと変わります。学生の頃にはちんぷんかんぷんだった本が、大人になって読み返したら今の自分にぴったりの一冊だった、そんな経験はありませんか? ふらっと立ち寄った本屋さんで、偶然手にした一冊がその後の人生を変えた、なんて話も知っています。
しおりもそうです。しおりを配るという行為自体が出会いなんじゃないかと、私は思いました。
率直に言えば、しおり配りは簡単ではありませんでした。暑い日もありましたし、雨の日もありました。見知らぬ通行人に声をかけるのは想像以上に勇気が必要でした。そんな中、わざわざ足を止めてしおりを受け取ってくださった皆さまには本当に感謝しかありません。
興味を持って話しかけてくれた方。
しおりを見てかわいいと喜んでくれた方。
私の後ろで「もっと声を張れ!」とアドバイスしてくれた方。お酒の差し入れをしてくれた方。
私にとっても、たくさんの貴重な出会いがありました。
たまたま通りがかった路上で、たまたま手にしたしおり。
そのしおりが、いつか皆さんと私の小説が出会うきっかけになれば、それ以上に嬉しいことはありません。
うだりお


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